2022.12.03手続き解説
大規模既存集落
都市計43条申請の大規模要件とは?
大規模既存集落とは、浜松市が指定する大規模既存集落内の土地に自己用住宅を建てる方法です。大規模既存集落の範囲は浜松市のホームページで確認できます。
大規模要件で申請をするためには、次の条件を満たしていなければなりません。(浜松市の場合)
大規模要件
申請人の条件
- 指定されている区域内の市街化調整区域内(連合自治会区内)に昭和47年1月11日以降、20年以上居住しており、かつ、現在も1年以上居住している者もしくはその子(孫は不可)
- 持家がないこと
- 世帯を有していること
- 建築可能な市街化区域内の土地および市街化調整区域内の宅地、市街地縁辺集落制度で許可可能な土地を所有していないこと
土地の条件は
- 大規模既存集落内の土地
- 土地の面積が有効200㎡以上500㎡未満
- 旗竿敷地でないこと(接道幅が3m以上)
要件のポイント
申請人の条件
- 居住要件
指定された地域(連合自治会区内)の市街化調整区域内に長年住んでいた人もしくはその子に建築が認められます。
長年とは20年以上居住していて、今も1年以上住んでいることです。(途中転出があったとしてもOKです。)
子にも建築が認められるので、子が長年住んでいなくても親が20年以上、現在も1年以上住んでいれば条件はクリアできます。
- 所有地要件
申請人世帯が建築可能な土地(市街化区域の土地、宅地)を他に持っていると、そちらの土地を優先するように言われてしまいます。たくさん土地をお持ちの方は注意が必要です。
土地の条件
- 大規模既存集落内の土地でなければ建築できません。
- 土地の面積が200㎡~500㎡で道路にあたっている長さが3m以上なければ条件を満たせません。
都市計画法43条申請の費用
当事務所では都市計画法43条申請+適合証明100,000円~(税抜)で手続きの代行をお受けしております。
※別途必要諸経費と申請手数料として印紙代6,900円がかかります。
ご相談・お見積り・簡易調査は完全無料です。詳しくは、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
関係する土地の測量や登記手続きも土地家屋調査士と連携してワンストップで対応することができます。