2022.09.26事例
農地に太陽光パネルを設置したい
必要な手続き
農地を太陽光発電敷地(パネル)として使いたい場合、市街化区域と市街化調整区域の別によって下記の手続きをします。
■市街化区域の場合
- 農地法4条または5条届出
- 土地改良区への手続き(地区内の場合)
- 転用事実確認
■市街化調整区域の場合
- 農地法4条または5条許可申請
- 土地改良区への手続き(地区内の場合)
- 転用事実確認
添付書類と手続きのポイント
農地転用の際には以下のような書類を添付します。
■農地法届出の場合(市街化区域)
【添付書類一覧】
※印は法人が申請人となる場合にのみ必要です。
- 農地転用届出書
- 土地登記事項証明書
- 位置図
- 公図写し
- 計画配置図(資材の配置と雨水の排水経路を記載)
- 法人登記事項証明書(※)
- その他太陽光パネルに関する資料等
そのほか、場合によって以下の書類が必要です。
- 道路、水路の占用をする場合・・・道路占用許可書・水路占用許可書の写し
■農地法許可申請の場合(市街化調整区域)
【添付書類一覧】
※印は法人が申請人となる場合にのみ必要です。
- 農地転用申請書
- 土地登記事項証明書
- 位置図
- 公図写し
- 計画配置図(雨水の排水経路・雑草対策・隣地境にフェンス等を記載)
- 資金証明書類
自己資金分・・・通帳のコピー、残高証明書
借入金分・・・融資証明書、融資の回答書 - 土地改良区の意見書
- 白地証明書(除外通知書)
- 法人登記事項証明書(※)
- 定款の写し(※)
- 直近の営業報告書または貸借対照表の写し(※)
- 太陽光パネルの構造図
- 売電申込書(回答書)または使用申込書
- 経済産業省の設備認定通知書
- 一年分の売電シュミレーション
そのほか、場合によって以下の書類が必要です。
- 道路、水路の占用をする場合・・・道路占用許可書・水路占用許可書の写し
- 土地に抵当権、根抵当権、地役権がついている場合・・・抵当権・根抵当権・地役権者の同意書または転用者の申立書
- 二種農地の場合・・・代替地の検討表
手続きのポイント
市街化調整区域内の農地を太陽光発電敷地(パネル)にする場合次のポイントに気をつけます。
- 太陽光発電に関する資料を添付します。
・経済産業省設備認定通知書
・電力売電の申込書または回答書、電力使用申込書
・1年分の売電シュミレーション
・太陽光パネルの構造図 - 計画配置図には雨水の排水経路以外に雑草対策の方法を記載します。(防草シート、砕石敷きなど)
- 土地の面積や太陽光発電設備の発電能力(出力)など規模によって添付書類が多少変わります。
※青地農地の場合、原則的に太陽光パネルを設置する目的での申請は認められておりません。原則的に白地農地のみで許可されています。
手続きの費用
当事務所ではで下記の金額で手続きの代行をお受けしております。
- 農地法4条・5条届出 55,000円~(税抜)
- 農地法4条許可申請 80,000円~(税抜)
- 農地法5条許可申請 80,000円~(税抜)
※手続きの必要諸経費は含まれていません。また、申請土地の面積が1,000㎡を超える場合は金額に変動があります。
ご相談・お見積り・簡易調査は完全無料です。